近年はテレビ番組などのメディアで「人工知能」という言葉が多く登場するようになりました。 人工知能というとSF映画のように自我を持ったプログラムが勝手に物事を考えて動き出すイメージがあるかもしれませんが、 実際は「膨大な数のデータから法則を見つけ出し、有益な情報を得るプログラム」のイメージの方が正確です。 このような仕組みは機械学習と呼ばれる分野で昔から研究されていますが、近年では高性能なコンピュータの力を借りたディープラーニング(深層学習)と呼ばれる分野が注目されてきました。 これらの分野に興味のある大学生は多いのですが、いざ本格的な本を開いてみると複雑な数式に心を折られて本棚に戻してしまう人が多いのではないでしょうか。 そこで、同じ志をもつ学生が一緒に勉強できる場所を作ろうと思い立ち上げたのが京都大学人工知能研究会 KaiRA です。 KaiRA は理系文系・専攻・回生・大学を問わず様々なバックグラウンドの学生が一丸となって活動しています。 KaiRA の活動は本の輪読が中心で、これは課題図書の各章を担当者が分かりやすく発表することで理解を深めるというものです。 これに加えて、勉強した知識を活かしてアプリケーションの開発も行っています。 会長の私自身まだまだ勉強途中の未熟者ですが、皆で一緒に勉強できればいいなと思います。(金子英樹)

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